2025年2月22日、アメリカ・マイアミで開催されたトークセッションにて、ソフトバンクグループ代表の孫正義氏が登壇し、AIの未来について熱く語りました。以下にそのインタビュー内容をまとめます。
AIの進化
Stargateプロジェクトとは
Stargate プロジェクトは、アメリカで新しい AI インフラを構築するために、各パートナーが今後4年間で約75兆円を投資するプロジェクトのことです。ソフトバンク、OpenAI、Oracle、MGX が最初の株主になります。ソフトバンクとOpenAI が Stargate の筆頭パートナーとなり、ソフトバンクが財務責任、OpenAI が運営責任を担います。直ちに15兆円の投入を開始し、AI におけるアメリカのリーダーシップを確保し、何十万人ものアメリカ人の雇用を創出し、全世界に莫大な経済的利益をもたらすことを目指しています。
AIの成長速度
孫氏が力を注ぐこの「Stargate」プロジェクトにより、AIの計算能力は飛躍的に向上されると述べています。今後10年で人類社会はAIによって大きく変革されるとし、
現在のAIモデルはすでに博士号レベルの知識を持っている。しかし、今後1,000倍、100万倍、さらには10億倍の計算能力を実現することで、AIは飛躍的に進化する。AIの成長を直線的に捉えていては、本質を見誤る。
このように述べ、AIの爆発的進化に対する強い確信を示しました。
大胆な投資
AI 産業は2030年までに2355兆円の経済価値を生み出すと予測されています。こうした背景の中で、孫氏は「Stargate」に約75兆円を投資する決断を下しました。
5000億ドルの投資は大きいが、AIが経済に与える影響は9兆〜18兆ドルにも及ぶ。少しの違いが市場シェアの大差を生むため、守りに入るのではなく、攻めの姿勢を貫くべきだ。
短期的なコストよりも、AI 市場での支配的なポジションを確立することが最優先であると語っています。
主導権はアメリカにあり
孫氏は「AIの中心地はシリコンバレーであり、NVIDIAはAI市場の95%を支配している。OpenAIは全世界の80%の市場シェアを持つ。この流れを止めるべきではない。」と述べ、アメリカがAI革新の最前線に立っていることを強調しました。
一方で、欧州のAI規制については批判的な姿勢を示し、「技術の進化を制限することは、自らの未来を閉ざす行為だ」と指摘。「世界がAI発展を止めることはできない。むしろ今こそ、全力で投資すべき時だ」と訴えました。
AI時代の子どもたちへのアドバイス
最後に、孫氏は次世代の子どもたちへ「AIと共に生きる」ことの重要性を説きました。
子どもたちには、AIを制限させるのではなく、むしろ積極的に使わせるべきだ。彼らはAIと共に成長し、未来を創る世代になるのだから。
電気が発明されたにも関わらず、未だに電気のない村が存在するように、AIもまた活用する者としない者の間に大きな格差を生む。そのためにも、AIを恐れるのではなく、最大限に活用することが未来への鍵になると強く主張しました。
