台湾の電子機器受託生産大手、鴻海精密工業(ホンハイ)は、2025年1月から2月の売上高が前年同期比で25%増加し、1兆1000億台湾ドル(5兆円)になったと発表しました。この成長は、人工知能(AI)関連製品やサーバー需要の拡大が主因とされています。
鴻海精密工業とは
基本情報
- 設立:1974年
- 創業者: 郭台銘(テリー・ゴウ)
- 本社所在地: 台湾・新北市
- 従業員数: 約61万人(2024年時点)
- 事業内容: スマートフォン、薄型テレビなど電子機器の製造
電子機器受託生産のリーダー
鴻海はAppleのiPhoneやiPadをはじめ、SonyのPlayStation、MicrosoftのXboxなど、多くの大手企業製品の製造を請け負っています。
近年では電気自動車や人工知能(AI)、半導体など新興分野への進出も進めています。
売り上げの拡大
NVIDIAなどからの需要
AI技術への需要が引き続き高く、同社の収益を押し上げる要因となっています。主要顧客には米国の半導体大手NVIDIAなどが含まれています。
現在はメキシコにNVIDIAの次世代半導体「GB200」を搭載したAIサーバーを製造する世界最大規模の工場を建設中です。
日本への影響
鴻海はEV事業強化のためにホンダ、日産自動車、三菱自動車を含めた4社提携を正式に打診していることが報じられました。
これらの動きは、ホンダと日産の経営統合協議が2025年2月13日に打ち切られたことを受けて活発化しています。
AIサーバー市場での強みを生かしつつ、EV市場でも独自のプラットフォームを展開することで、次世代モビリティ産業におけるキープレイヤーとしての地位を確立しようとしています。引き続き注目が必要です。
