The Information によると、OpenAI は3つの価格帯で AI エージェントを提供する計画を立てているようです。
The Information とは、シリコンバレーの最新情報を提供する有料ニュースサイトで、企業の内部に直接取材し、その裏側の動向をいち早く報じています。
3つのエージェント
- 月額 2,000ドル(30万円):高収入の知識労働者
- 月額 10,000ドル(150万円):ソフトウェア開発者
- 月額 20,000ドル(300万円):博士号レベルの研究者
エージェントのおさらい
AI エージェントとは、自律的にタスクを遂行する AI のことです。自ら計画を立てたり、状況に応じて判断・行動を修正します。
対して AI アシスタントとは、人間の指示に従い、作業の補助をする AI のことです。ChatGPT は AI アシスタントに分類されます。
簡単に言うと、
- AI エージェント → 自分で考えて動く
- AI アシスタント → 頼まれたことをやる
OpenAI の狙い
なぜ、これほど高額なエージェントを提供するのでしょうか?
これまでの OpenAI は、安価で高性能な AI を提供してきました。以下に引用した理念にもあるように、「誰もが AI を使えるようにする」という目標を実現してきたと言えます。
私たちの使命は、汎用人工知能が全人類に利益をもたらすようにすることです。
(OpenAI 理念)
高額に設定する背景には、資金繰りの問題があります。
OpenAI は年間売上が5,250億円である一方、7,500億円の負債を抱えています。AI モデルの開発・運用には高性能な GPU が必要であり、そのコストが大きな負担となっています。
新たに計画している3つのエージェントを提供することで、総収益の20~25%を賄おうとしているようです。OpenAI はこれまでの理念とは一変し、プレミアム AI サービスへとシフトしていくのかもしれません。
