OpenAIのCEOであるサム・アルトマン氏は、13日にXでGPT-4.5およびGPT-5について言及しました。
本記事では、これらの新しいモデルについて詳しく解説します。
GPT-4.5
GPT-4.5は社内で「Orion(オリオン)」というコードネームで開発されていました。このモデルはOpenAIが提供する最後の「Chain-of-Thought(チェイン・オブ・ソート)を行わないモデル」となります。
最後のGPTシリーズ
GPT-4.5は、従来のGPTシリーズ(GPT-3.5、GPT-4、GPT-4oなど)の最終形態となるモデルです。このモデルは、「質問を受け取ると、一度に答えを考えてそのまま出力する」という従来の仕組みを採用しています。
一般的な文章生成、会話、要約などに優れているものの、複雑な推論はあまり得意ではないという特徴があります。
特徴
- GPTシリーズの最終形
- Non-Chain-of-Thought(非思考連鎖型モデル)として最後のバージョン
GPT-5
GPT-4.5の次に控えているのが GPT-5です。oシリーズは、Chain-of-Thoughtを行い、数理・論理推論を強化したモデルです。
GPT-5は、このoシリーズ(o1、o1-mini、o3-miniなど)と、GPTシリーズを統合したモデルになります。これまでユーザーは「どのモデルを使うべきか?」を考えながら選択する必要がありました。しかし、GPT-5ではこの2つの系統を統合し、「考えるべきときは深く考え、シンプルなときは素早く答える」 というハイブリッドな応答を実現します。
o3単独のモデルはリリースされない
現在リリースされているoシリーズの最新モデルはo3-miniです。今後o3モデルが提供されると思われていましたが、GPT-5がo3を統合するため、o3を単独のモデルとしてリリースされないことが明らかになりました。
特徴
- o3を内包し、推論能力が最も高い
- ユーザーが「どのAIを使うか」考えなくても済む
提供スケジュール
サム・アルトマン氏のXでの発言から、現時点で明らかになっている情報は以下の通りです。
GPT-4.5
- リリース時期:数週間以内
- 提供対象:不明
GPT-5
- リリース時期:数ヶ月以内
- 提供対象
- 無料ユーザー:標準知能レベルのGPT-5を無制限に利用可能(ただし、悪用防止のための制限あり)
- Plusプラン:より高度な知能レベルのGPT-5を利用可能
- Proプラン:最も高度な知能レベルにアクセス可能(音声・キャンバス・検索・深層リサーチ機能を統合)
まとめ
- GPT-4.5は最後の「Chain-of-Thoughtを行わない」モデル
- o3は開発されるが、単独での提供はされない
- GPT-5 はoシリーズとGPTシリーズを統合し、よりシンプルなユーザー体験を提供
- ChatGPTの無料プランでもGPT-5を利用可能(ただし制限あり)
